温暖化対策
温暖化対策
地球温暖化対策推進法に基づき策定された京都議定書目標達成計画及び後に策定された地球温暖化対策計画には一貫して、「非エネルギー起源二酸化炭素」の削減対策として「混合セメントの利用拡大」が織り込まれています。
2025年2月に閣議決定された新たな地球温暖化対策計画には、温室効果ガスを、2013年度比で
2030年度:46%
2035年度:60%
2040年度:73%
の削減目標が織り込まれています。
最近では、日本で生産される混合セメントのほとんどが高炉セメントですので、計画実現には高炉セメントの利用拡大が不可欠です。
(首相官邸HP参照)
地球温暖化対策計画より抜粋
セメントの中間製品であるクリンカに高炉スラグ等を混合したセメントの生産割合・利用を拡大する。
また、グリーン購入法に基づく率先利用の推進により、国などが行う公共工事において混合セメントの率先利用を図る等、混合セメントの利用を促進する。
混合セメントの普及拡大方策に関する検討
高炉セメントの生産量は、ここ数年横ばいが続いています。経済産業省では、高炉セメントに代表される混合セメントの普及拡大に向けた次の4つの方向性を示し、2030年までのロードマップを提供する報告書を取りまとめました。要点は次の通りです。
- 混合セメント利用の普及・啓発
- 混合セメントの環境価値を評価する仕組みづくり
- 供給側が混合セメントを供給しやすい環境づくり
- 混合セメント利用の普及拡大に向けた基盤整備
(経済産業省-混合セメントの普及拡大方策に関する検討-報告書)
国土交通省グリーンチャレンジについて
構造物のライフサイクル全体のCO2削減の観点から、施工段階の脱炭素化を図るため、直轄工事において低炭素型コンクリート(ポルトランドセメントにJISで規定される各種混和材を55%以上置換したもの)の活用を推進しています。
試行工事実績(2024年末時点)
- 17都道府県において51件、約11000m3の低炭素型コンクリートが使用
- この内、49件がプレキャストコンクリートであり、その殆どに高炉スラグ微粉末が使用
2025年4月には脱炭素アクションプランが発表され、直轄工事でプレキャストコンクリートを使用する全ての工事が低炭素型コンクリート試行工事の対象となりました。